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バックオフィスの課題

バックオフィスの課題

社長が管理業務を抱えるリスク

中小企業や成長企業では、社長自身が経理、労務、総務、採用まわりの業務を抱えていることがあります。

創業初期や少人数の段階では、それが自然な形です。
社長が会社全体を把握し、支払、請求、給与、採用対応まで自ら確認することで、スピード感を持って進められる場合もあります。

しかし、会社の規模が大きくなっても同じ状態が続くと、管理業務の社長兼任は大きなリスクになります。

本来、社長が向き合うべき経営、営業、事業成長、組織づくりの時間が、日々の管理業務に奪われてしまうからです。

社長兼任は一見すると効率的に見える

社長が管理業務を抱える会社では、兼任状態が続きやすい理由があります。

社長が一番会社の状況を分かっている。
採用するほどの業務量ではない。
外部に任せるほど整理できていない。
お金の流れは社長が見ていた方が安心。
忙しいが、何とか回っている。

少人数のうちは、この形でも成立します。
むしろ、社長が直接見ているからこそ判断が早い場面もあります。

しかし、社員数、取引先、請求や支払の件数、入退社対応が増えてくると状況は変わります。

この段階に入ると、社長兼任は効率的な体制ではなく、会社の成長を止めるボトルネックになっていきます。

社長の時間が管理業務に奪われる

社長が管理業務を抱える最大のリスクは、時間の使い方が変わってしまうことです。

本来、社長の時間は会社にとって重要な経営資源です。
新規顧客の開拓、既存顧客との関係構築、事業戦略、採用、組織づくり、資金繰り、意思決定など、社長にしかできない仕事があります。

しかし、管理業務を兼任していると、請求内容の確認、支払予定の確認、勤怠不備の確認、給与計算前後の確認、入退社書類の確認、採用日程の調整、社内問い合わせ対応などに時間を取られます。

一つひとつは小さな作業に見えても、積み重なると大きな負担になります。

さらに、管理業務には月末月初、給与締め、支払日、入退社のタイミングなど、期限が決まっているものが多くあります。

そのため、社長の都合ではなく、業務の締切に合わせて時間を奪われてしまいます。

経営判断が遅れる

社長が管理業務を抱えていると、目の前の処理に追われ、経営判断が後回しになりやすくなります。

月次の数字を確認したいのに、請求や支払の処理に追われる。
採用方針を決めたいのに、候補者対応や日程調整に時間を取られる。
資金繰りを見直したいのに、入金確認や支払確認で手一杯になる。

このような状態では、経営者として考える時間が削られます。

管理業務は会社運営に必要ですが、社長がすべてを抱える必要はありません。
日々の処理に時間を取られすぎると、会社の先を見る時間がなくなります。

社長自身が属人化の原因になる

属人化というと、管理部担当者に業務が集中している状態をイメージしがちです。

しかし、社長自身に業務が集中している場合も属人化です。

支払の優先順位を社長しか判断できない。
取引先ごとの請求ルールを社長しか知らない。
給与確認の注意点を社長だけが把握している。
採用候補者への対応を社長が毎回調整している。
管理資料の見方や作り方が社長の頭の中にある。

この状態では、社長が忙しくなるほど管理業務も止まりやすくなります。

社長の確認待ちが増え、支払、給与、採用、入退社対応が遅れることもあります。
会社としては、社長がいないと管理部が回らない状態になっています。

ミスや漏れが起きやすくなる

社長が管理業務を兼任している場合、多くの業務を同時並行で処理することになります。

経営判断、営業、顧客対応、採用、社内対応に加えて、経理や労務の確認も行う。
この状態では、確認漏れや対応漏れが起きやすくなります。

給与の確認漏れは従業員の不信感につながります。
支払遅延は取引先との関係悪化につながります。
請求漏れは売上回収の遅れにつながります。
入退社手続きの遅れは従業員対応の不備につながります。

社長が注意深く確認していても、一人で抱えるには限界があります。

管理業務は、個人の集中力ではなく、仕組みとチェック体制で安定させるべき領域です。

社員が相談しづらくなる

社長が管理業務を抱えていると、社員からの問い合わせ先も社長になりがちです。

給与、勤怠、休暇、入退社、備品、契約、経費精算など、細かい相談が社長に集まります。

しかし社員から見ると、社長に細かいことを聞くのは心理的な負担になる場合があります。

忙しそうだから聞きづらい。
こんなことで社長に聞いてよいのか分からない。
確認が遅れそうだから自分で判断してしまう。

このような状態になると、社内の小さな不備が放置されやすくなります。

管理部は、社員が安心して相談できる窓口でもあります。
社長がすべてを兼任していると、その機能が弱くなることがあります。

社長が管理業務を手放せない理由

社長兼任がよくないと分かっていても、すぐに手放せない会社は多くあります。

理由は、管理業務を任せるには、業務が整理されている必要があるからです。

業務フローが明文化されていない。
どこまで任せてよいか分からない。
社内に任せられる人がいない。
採用しても教育する時間がない。
外注先に何を依頼すればよいか分からない。
お金の流れを外に出すことに不安がある。

この状態で無理に手放そうとしても、うまくいきません。

必要なのは、いきなり丸投げすることではなく、社長が抱えている業務を整理し、任せられる形に分けることです。

管理業務を手放す第一歩

社長が管理業務を手放すには、まず現在抱えている業務を洗い出す必要があります。

社長が毎月対応している業務。
社長が確認だけしている業務。
社長しか判断できない業務。
社長でなくても対応できる業務。
外部に任せられる可能性がある業務。
社内に残すべき判断業務。

この整理を行うと、社長が本当に見るべき業務と、手放せる業務が分かれてきます。

すべてを一度に外部化する必要はありません。
まずは、毎月必ず発生し、時間を取られている業務から見直すのが現実的です。

外部管理部を持つという選択肢

社長が管理業務を抱え続ける会社では、社内で管理部を採用・育成する選択肢もあります。

ただし、採用には時間がかかります。
採用できても、業務を教える時間やチェック体制が必要です。
一人採用では、結局その人に業務が集中するリスクも残ります。

そこで選択肢になるのが、外部管理部を持つという考え方です。

外部管理部とは、経理、労務、採用などのバックオフィス業務について、必要な範囲を外部チームに任せる体制です。

単なる作業代行ではなく、業務の設計、日々の運用、改善まで含めて支援を受けることで、社長が管理業務から離れやすくなります。

NEO BackOffice Oneでは、社長が抱えている管理業務を整理し、どこを外部化できるか、どこを社内に残すべきかを検討することから始められます。

まとめ

社長が管理業務を抱える状態は、創業初期には自然なことです。

しかし、会社が成長してもそのまま続けると、社長の時間が奪われ、経営判断が遅れ、管理部が社長個人に依存する状態になります。

給与、支払、請求、勤怠、入退社対応などは、会社の信用に関わる重要な業務です。

だからこそ、社長の頑張りだけで回すのではなく、仕組みとして安定させる必要があります。

まずは、社長が抱えている管理業務を洗い出し、手放せる業務と社長が見るべき業務を分けることが重要です。

NEO BackOffice Oneでは、社長が抱えているバックオフィス業務を整理し、経理・労務・採用などの領域について、設計・運用・改善まで一体で支援します。

社長が本業や経営に集中できる体制を作りたい方は、まずは無料相談で現在の管理業務の状況をご相談ください。